[15周年記念]
In commemoration of the 15th anniversary of the Society
(in japanese)はしがき(小津次郎)i
Ⅰ シェイクスピアをどうとらえるか
意識構造とドラマの形態 ------ 現象学的シェイクスピア序説(笹山隆)2
シェイクスピア劇とルネサンスの詩学(岩崎宗治)23
「とてもおかしな雪」 ------ シェイクスピア喜劇の風土(玉泉八州男)42
Ⅱ シェイクスピア劇の周辺
エリザベス朝悲劇の〈知〉の構造 ------ その観客構造と社会構造(岡本靖正)74
エリザベス朝の観客 ------ 覚え書(柴田稔彦)97
シェイクスピアとジョンソンの対話 ------ ローマ劇をめぐる考察(上野美子)113
Ⅲ 問題劇の世界
へレナは課題をどうはたすか(村上淑郎)136
ヴィンセンシオの〈不在〉 ------ 『尺には尺を』について(喜志哲雄)154
『尺には尺を』の裁きの場から(野崎睦美)172
Ⅳ 『リア王』について
シェイクスピアの劇場的想像力 ------ 『リア王』を中心に(藤田実)202
『リア王』と現代(盛田寛一)220
ルネサンスにおける自己認識と『リア王』(青山誠子)238
V 作中人物をめぐって
キャリバンの悲哀 ------ 「われ、アルカディアにありき」(野島秀勝)266
シェイクスピアのボーイ・クレオパトラ(尾崎寄春)289
シーザーとブルータス ------ 性格と演技をめぐつて(蛯原啓)319
索引
巻末