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2016.03.05News

第55回シェイクスピア学会研究発表ならびにセミナーメンバー募集要項(締め切りました)

第55回シェイクスピア学会は、2016年10月8日(土)、9日(日)の2日間にわたり、慶應義塾大学三田キャンパスにおいて開催されます。つきましては、下記により研究発表ならびにセミナーメンバーを募集いたします。応募規定をご覧のうえ、奮ってご応募ください。

研究発表

【応募要項】(締め切り日にご注意ください)

1. 一般研究とし、テーマを問いません。ただし、未発表のものに限ります。
2. 応募者は研究発表概略(和文2,000~4,000字、または英文800~1,500語)を5部、ご提出ください。
3. 書式はA4横書とし、ワープロ使用の場合は行間を十分に取ってください。
4. 学会プログラム資料原稿用に、研究発表要旨(和文400字、または英文150語以内)を1部ご提出ください。
5. 簡単な経歴書を1部添えてください。
6. 応募者の氏名、所属・肩書き、連絡先住所・電話番号・電子メールアドレスとともに、上記発表概略、要旨、経歴書を協会事務局あてに郵送してください。
7. 応募原稿は返却いたしませんのでコピーをお残しください。
8. 締め切りは2016年6月17日[金](事務局必着)です。
9. 審査結果は7月中旬に応募者あてに通知いたします。
10. 郵送先は、日本シェイクスピア協会事務局にお願いいたします。
11. 日本シェイクスピア協会会員であること(=当該年度の会費納入者)が応募の資格です。

セミナー

学会2日目に以下の2つのセミナーを企画しました。

【応募要項】(締め切り日にご注意下さい)

1. 下記セミナーのうち1つのみ応募できます(応募は会員に限ります)。
2. ご希望のセミナーテーマを明記のうえ、ご発言の主旨を、日本語200字以内(または英語100~150語)にまとめ(書式自由)、氏名、所属・肩書き、連絡先住所・電話番号・電子メールアドレスとともに、協会事務局あてに郵送してください。
3. 応募締切は2016年5月9日[月](事務局必着)です。
4. 各セミナーとも、コーディネイターと協議のうえ、メンバーの数を限ることがあります(コーディネイターは会員外のゲストを1名入れることができます)。
5. 応募の採否については6月下旬までに本人宛に通知します。
6. セミナーメンバーに決定した方は、研究発表に重ねて応募することはできませんので、ご注意ください。
なお、各セミナーの ①コーディネイター、②テーマ、③指針は次の通りです。

《セミナー1》

佐々木 和貴(秋田大学教授)先人たちはシェイクスピアをどう読んできたのか ③ シェイクスピアと対峙した近世の先人たちは、その作品を飽くことなく絶賛し、また時に厳しく批判し、さらには大胆に書き換えてきました。彼ら/彼女らの書き残した言葉の大半は、今では広く読まれているとは言い難い状況にありますが、しかし、それらは本当に、すでに乗り越えられた、あるいは古びて読むに値しないものなのでしょうか。 本セミナーでは、シェイクスピアのテクストをとりまくもう一つの膨大なテクスト群とも呼ぶべき、この先人たちのシェイクスピア批評(あるいは改作)を取り上げます。一見、迂遠に思えるかもしれませんが、彼ら/彼女らの仕事をあらためて精査することで、21世紀の私たちにとってかえって見えにくくなっている、作品への新しい視座が設定できるのではないかと考えてのことです。 没後400年という区切りの年に、先人たちの「肩の上に乗って」、シェイクスピアという広大な森をより遠くまで見渡せれば幸いです。

《セミナー2》

住本 規子(明星大学教授)The Second Folio Revisited ③ Among the four (or five, we should say) siblings of the famous ‘First’, the Second Folio, despite having been published a decade before the closure of the London theatres, has enjoyed so little visibility that the world lacks even a census of the extant copies to begin with. Taking as its starting point the awareness that the Second Folio has not yet been properly appreciated for itself, this seminar will invite participants to share their renewed interests in and approaches to it and hopes to (re)kindle scholarly passion for the study of the Second Folio. The topics to be discussed will range widely from its materiality as a book to the textual experiences it provides for each particular play. Potential subjects for discussion might include “How does its text of a particular play tend to provide different experiences and perceptions of that play?”, “How did the printers and publishers of this Folio affect its publication in 1632?”, “What did the editor(s) do to re-shape Shakespearean play texts and why did they do so?”, “What kind of Shakespearean readership did it support historically?” or “What does a specific copy suggest about its reader(s)?” to name only a few examples.