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2015.03.05News

第54回シェイクスピア学会研究発表ならびにセミナーメンバー募集要項(締め切りました)

第54回シェイクスピア学会は、2015年10月10日(土)、11日(日)の2日間にわたり、北海道教育大学函館校(函館市)において開催されます。つきましては、下記により研究発表ならびにセミナーメンバーを募集いたします。応募規定をご覧のうえ、奮ってご応募ください。

研究発表

【応募要項】(締め切り日にご注意ください)

1. 一般研究とし、テーマを問いません。ただし、未発表のものに限ります。
2. 応募者は研究発表概略(和文4,000字以内、または英文1,500語以内)を5部ご提出ください。
3. 書式はA4横書とし、ワープロ使用の場合は行間を十分に取ってください。
4. 学会プログラム資料原稿用に、研究発表要旨(和文400字、または英文150語以内)を1部ご提出ください。
5. 簡単な経歴書を1部添えてください。
6. 応募原稿は返却いたしませんのでコピーをお残しください。
7. 締め切りは2015年6月19日[金](事務局必着)です。
8. 審査結果は7月中旬に応募者あてに通知いたします。
9. 郵送先は、日本シェイクスピア協会事務局にお願いいたします。
10. 日本シェイクスピア協会会員であること(=当該年度の会費納入者)が応募の資格です。

セミナー

学会2日目に以下の2つのセミナーを企画しました。

【応募要項】(締め切り日にご注意下さい)

1. 下記セミナーのうち一つのみ応募できます(応募は会員に限ります)。
2. ご希望のセミナーテーマを明記のうえ、ご発言の主旨を、日本語200字以内(または英語100語~150語)にまとめ(書式自由)、氏名、所属・肩書き、連絡先住所・電話番号・電子メールアドレスとともに、協会事務局あて郵送してください。
3. 応募締切は2015年5月1日[金](事務局必着)です。
4. 各セミナーとも、コーディネイターと協議のうえ、メンバーの数を限ることがあります(コーディネイターは会員外のゲストを1名入れることができます)。
5. 応募の採否については6月下旬までに本人宛に通知します。
6. セミナーメンバーに決定した方は、研究発表に重ねて応募することはできませんので、ご注意ください。
なお、各セミナーの ①コーディネイター、②テーマ、③指針は次の通りです。

《セミナー1》

Daniel Gallimore(関西学院大学 教授)シェイクスピアと海―比喩、背景、歴史 ③ シェイクスピアの劇作品には、テーマやイメージ、舞台背景(たとえば『テンペスト』) 等々、「海」への言及が頻出する。そこには海洋国家イギリスと初期帝国主義の出会いを見ることもできるが、シェイクスピア自身は恐らく生涯を通じて長い船旅を経験したことはなかった。海や船舶術についての詳しい知識は、作劇の材源となった様々な資料から習得したものと思われる。Caroline Spurgeon (1935) がそのイメージ研究で示したように、シェイクスピアの世界観は基本的に陸に住む者の発想に依拠している。W. H. Auden は海に個人の意識の鏡を見てロマン主義論を論じたが、近年のエコクリティシズムによれば、シェイクスピアの海は「我々の文化的想像力の特質を探るための、また、見落とされてきたその特質に光を当てるための最も意味深い」事象であるという(Steve Mentz, 2009)。本セミナーは文学・文化・異文化・歴史上の様々なアプローチに開かれている。討論は可能な限り日本語で行う予定である。

《セミナー2》

南 隆太(白百合女子大学 教授)Shakespeares Tattered and Re-imagined in Manga/Comics, Animation and TV Drama ③ The last few decades have witnessed the rise of so-called ‘cultural omnivores’ who readily consume both highbrow and popular cultures with little aversion to either of them at all. Such omnivorousness in cultural consumption, cultural tastes and cultural practices has greatly influenced the recent rapid increase and recognition of Shakespearean bits and pieces with global/cosmopolitan outlook. This seminar aims to explore non-stage Shakespeares tattered and/or re-imagined in manga/comics, animation films, TV dramas etc. globally circulated through various media platforms. Seminar members will be invited to discuss topics such as misuses of Shakespeare in world cinema and on the internet, recreations of Shakespeare's plays in videogames, and Shakespearean references in sci-fi TV shows, pop songs, genre fictions, or advertisements as well as relationships between cultural omnivorousness and pop Shakespeares in global/local contexts. This seminar will also investigate the relationships between such ‘pop’ Shakespeares and fandom as a collaborative and/or re-creative community for cultural consumption of Shakespeares in pop cultural spheres.