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2014.08.11Conference

第53回シェイクスピア学会が開催されました

第53回シェイクスピア学会は、2014年10月11日(土)、12日(日)の2日間にわたり、学習院大学(東京都豊島区目白)において開催されました。

―10月11日(土)―

開会式 13:00~ 北1号館201号講義室
開会の辞 日本シェイクスピア協会会長 中野 春夫
挨拶 学習院大学文学部長 有川 治男
フォーラム
研究発表 14:00~17:00 第1室(北1号館304号講義室)
司会: 廣田 篤彦 (京都大学准教授)
1. 土井 雅之 (弘前大学講師) 共和政ローマと軍人コリオレイナス
2. 米谷 郁子 (清泉女子大学准教授) 狼男の孤独:sovereignな身体と「剥き出しの生」について
司会: 村里 好俊(熊本県立大学教授)
3. 岩永 弘人(東京農業大学教授) <変化>する詩人サー・ジョン・デイヴィス―『ガリング・ソネッツ』の反ペトラルキズム
4. 【発表なし】
第2室(北1号館305号講義室)
司会: 佐々木 和貴 (秋田大学教授)
1. 冬木 ひろみ (早稲田大学教授) 『ハムレット』における記憶と五感
2. 清水 徹郎 (お茶の水女子大学准教授) 「ユリシーズ、何をお読みかね」― シェイクスピアと『イーリアス』の本―
司会: 桒山 智成 (京都大学准教授)
3. 雨森 未来 (西南学院大学非常勤講師) 『シンベリン』の多義的言語と凸面鏡
4. 高根 広大 (学習院大学大学院博士後期課程) 『冬物語』における宮廷人のレトリック
第3室(北1号館306号講義室)
司会: 井出 新(慶應義塾大学教授)
1. 鞠子 和子 (東京大学大学院博士課程) 歴史的宗教的背景から考察する『十二夜』2幕3場
2. 丹羽 佐紀 (鹿児島大学准教授) 『ペリクリーズ』におけるマリーナの説教の背景をめぐって―VirginityとPuritanismの視点から―
3. 【発表なし】
司会: 古屋 靖二 (西南学院大学名誉教授)
4. 徳見 道夫 (九州大学教授) 『エドワード三世』とシェイクスピア
第4室(北1号館308号講義室)
司会: 村上 健 (津田塾大学教授)
1. 内丸 公平 (中央大学非常勤講師) 戦前の英語読本におけるThe Merchant of Veniceの考察
2. 大島 久雄 (九州大学准教授) 『ジョー・マクベス』のプロモーション・ブック~シェイクスピア翻案ギャング映画のハリウッド的娯楽性と商業主義~
司会: 篠崎 実 (千葉大学教授)
3. 横田 保恵 (明治大学兼任講師) 魔女と悪魔とベン・ジョンソン
4. 原 英一 (東京女子大学教授) ジョンソン劇の「かたち」と「レヴェルズ」―『みなそれぞれにヒューマー抜け』を解剖する―
懇親会 17:20~18:50(北2号館(文学部研究棟)10階大会議室) ―10月12日(日)― 特別講演 10:00~11:30 (北1号館201号講義室)
司会: 石橋 敬太郎 (岩手県立大学教授)
「シェイクスピアの末裔たち ~ 現代英米演劇の上演翻訳を巡って」 要旨はこちら
講師: 小田島 恒志 (早稲田大学教授)
<講師プロフィール> 小田島 恒志 東京都に生まれる。早稲田大学大学院文学研究科博士課程満期退学(英文学)。中央大学を経て、現在早稲田大学教授。 著書: 『現代ヨーロッパ文学の動向―中心と周縁―』(分担執筆、1996年)、『ロレンス文学鑑賞事典』(共編著、2002年)、『表現と文体』(分担執筆、2005年)、『20世紀英語文学辞典』(分担執筆、2005年)他。 翻訳: R. ドリスコル他著『Mr. ビーンのらくがき帳』(共訳、1998年)、J. ソブラン著『シェイクスピア・ミステリー』(共訳、2000年)、T. パーソンズ著『ビューティフル・ファミリー』(共訳、2003年)、T. ウィリアムズ著『欲望という名の電車』(2006年)、T. ストッパード著『ロックンロール』(2010年)、『D. H. ロレンス全詩集 完全版』(共編訳、2011年)、バーナード・ショー著『ピグマリオン』(2013年)他多数。 受賞: 戯曲翻訳活動で第3回湯浅芳子賞受賞(翻訳脚色部門)(1996年)。 小田島氏は日本を代表する英文学者・翻訳者。専門は、D. H. ロレンスを中心とした現代イギリス小説および現代英米演劇研究だが、翻訳論にも造詣が深い。氏のライフワークの一つとして、舞台上演戯曲翻訳や舞台演出がある。舞台上演戯曲翻訳の実際に関する講演や連載のほか、イギリス演劇に関する評論・随筆も手がけている。最近では、研究、翻訳等の傍ら、読売演劇賞、坪内逍遥賞や紀伊國屋演劇賞の演劇賞/文学賞選考委員を務めている。今回の特別講演では、私たちのために現代英米演劇の舞台上演用翻訳に関する講演タイトルを選んでくださった。英国ルネサンス演劇に携わる私たちにとって、舞台の現場から刺激を受ける機会に恵まれたことは幸運である。 (文責 石橋敬太郎) セミナー 13:00~16:00 セミナー1(北1号館304号講義室)
Shakespearean Performance Worldwide: From Multilingual to Translingual Performance 要旨はこちら
Coordinator: Emi Hamana (Professor, University of Tsukuba)
Members: Mika Eglinton (Associate Professor, Kobe City College of Foreign Studies)
Yoshiko Kawachi (Kyorin University, retired)
Manabu Noda (Professor, Meiji University)
Krystyna Kujawińska-Courtney (Professor, University of Łódź, Poland)
Vikram Chopra (Delhi University, retired; Secretary of the Shakespeare Society of India)
Guest speaker: Bryan Reynolds (Chancellor Professor of Drama, University of California, Irvine)
セミナー2(北1号館305号講義室)
Digital Humanities and the Future of Renaissance Studies 要旨はこちら
Coordinator: Angela Davenport (Lecturer, Tokyo Woman’s Christian University)
Members: Thomas Dabbs (Professor, Aoyama Gakuin University)
John R. Yamamoto-Wilson (Associate Professor, Sophia University)
Guest speaker: Momoko Morishima (Librarian, E-resources Management, Media Centre Head Office, Keio University)
第9回シェイクスピア・ワークショップ 要旨はこちら 13:00~16:00(北1号館306号講義室)
コメンテイター: 田中 一隆 (弘前大学教授)
鶴田 学 (福岡大学准教授)
メンバー: 石橋 純二 (青山学院大学大学院博士後期課程)
大林 あゆみ (お茶の水女子大学大学院博士後期課程)
藤田 隆馬 (立命館大学大学院博士課程)
矢野 清一 (北九州市立大学卒)
薮内 彩奈 (早稲田大学大学院修士課程)
司会: 藤田 隆馬